認知症の父とともに今年も元気に生きていきます。
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
こんにちは 施設長の橋本です。
最近はブログをちょっとお休みしていました。
実は92歳になる父の認知症の状態が急にすすみまして昨年の11月から 肥前精神医療センターの認知症外来に受診を始めました。認知症からくる父の周辺症状
(妄想・怒りだす・夜間のせん妄など)の治療をはじめました。愛夢かんざきのデイサービスと神埼病院のデイケアを数年前より利用しているのですが、妄想が強くなり利用者さんや職員さんに対して怒り出すという症状が昨年の夏過ぎより出始めました。私が施設長のため 職員さんも言い出しにくく遠慮されていたようで、身近にいる家族はわからないものだなと感じました。
昨年の10月ごろ、担当のケアマネージャーさんよりそれとなく言われた時も、まだ何のことかわかりませんでした。丁度父の弟がなくなったこともあり、鹿児島まで遠方を短期間の間に往復し疲れたのがきっかけだったのかもしれません。あるいは もしかしたら認知症がすすむ時期だったのかもしれません。
昨年の10月末に私がたまたまデイサービスで他の利用者さんとお話しているとき、利用者さんに対して父が突然怒り出したのです。
娘の私としては驚きの一言でした。どんなになだめてもだめでますます、父は逆上します。無理やり家に連れて帰りました。
あーこういうことだったのか!目の当たりに見せていただいてよかったと思いました。すぐ専門の病院を受診したがいいと決断しました。
肥前精神医療センターの認知症外来での治療を始めました。
知人の心療内科の先生にも相談しました。
その先生が言われるには、風邪には風邪薬を処方するように、胃には胃の薬を、認知症には認知症の薬で対応するのですよ。とアドバイスをいただきました。
在宅での介護が困難になれば、ショートステイを利用し、もっと進めば 施設入所を考え 施設から時々家へ外泊することを考えていったがいいでしょう。とアドバイスをいただきました。治療はじめのころでしたので、すごく身に沁みましたし心が救われた気がしました。
そういうことで 二ヶ月経ちますが治療は続いています。
また ある人からは 育てていただいた ご恩返しをしてあげてください。でもあまり 無理をせず専門に(病院や施設)お願いすることも必要ですよ。とアドバイスをいただきました。本当に涙が出ました。
父が少しでも穏やかに余生を送れるように、沢山の方々の支えをいただきながら、治療を続けていきたいと思ってます。
父の病気を通して 認知症を抱えるご家族の気持ちが身に染みてわかりました。
愛夢かんざき の理念である 「寄り添う介護」を
実践していくための大切な戴ものであると感じております。お父さん有難う。
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