愛夢かんざき 理 念
爽やかな 秋晴れが続いております。
施設長の 橋本です。
私事ですが 父が 今年の 6月に亡くなりました。
95歳でした。 神埼病院の 前理事長として 約50年間 神埼の方々の 医療に貢献してくれたと思っています。 晩年は 認知症もあり とても大変な時期もありました。 父が認知症になり 初めて 認知症を持つご家族様の 気持ちが身に染みてわかるように なりました。
怒りやすくなったり 妄想がひどくなったりと 家族介護の限界を感じました。 肥前精神医療センターの専門の橋本学先生には 大変お世話になりました。
薬で症状を抑えながらの 愛夢かんざきでの 生活も1年半暮らすことができました。
本人の好きなように 生活をさせていただき スタッフの皆様には 深く感謝する次第です。
最期の1年は 隣の 神埼病院で 余生を過ごさせていただきました。 スタッフの方とも 楽しく触れ合うことができ 迷惑をおかけしたと思いますが 本人が好きなように 病院でも過ごすことができたことに とても感謝しております。
何より 家族として 毎日父の世話をしながら 仕事もさせていただき 特に 職場の現場の方々には ご迷惑のかけっぱなしでしたが 中途半端な仕事となってしまっていたことに 申し訳ない気持ちでした。
父が亡くなって4ヶ月が過ぎ 本当に寂しくなりました。すぐに 気持ちを切り替えて 仕事をすることは 本当は 辛い部分もあります。
今後の 私の仕事に対する 思いを今一度整理せねばと
奮い立たせているところです。
母の介護を通して(4年前に85歳で逝去) ガン患者様の ご家族の気持ちを 学ぶことができました。
父の介護を通して 認知症の方へのかかわり方を 学び
また ご家族の辛さを知ることができました。
両親が 身を持って私に 教えてくれたのだと 本当に 感謝しています。
私も これからは 自分の親だったら こういう介護や 関わりをしようと 小さな志ですが 思いやりのある 介護を 行っていこうと思っております。
そこで あらためて 愛夢かんざきの 理念と スローガンを 掲げました。
理 念
人生の先輩に 畏敬の想いで 関わります。
スローガン
最善を尽くそうとする心が大事!
和顔愛語 (わがんあいご)
寄りそう 介護
スローガンの 1番目の 最善を尽くすという言葉は
私に対する 戒めでも あります。
今後も 自分の 日々の 目標として 頑張ってまいります。
- 施設ブログ